2009年01月14日

日本郵政 解き放たれた「巨人」

日本郵政 解き放たれた「巨人」-alasuka.com日本郵政 解き放たれた「巨人」

価格(税込):¥ 1,680  人気 215877 位  在庫あり。

著者:町田 徹
  
出版社/メーカー:日本経済新聞社(2005-11)

筆者の意見とは全く別の見方もありえますので、ご注意を 筆者の立場は、サブタイトルが示すとおり、民営化という手柄だけで地域分割なし、郵便の事実上の独占維持の民営化は、日本郵政株式会社に巨大な市場支配力を与えるものだというものである。この立場は、筆者が長年取材してきたNTT問題のアナロジーででてきたものだろうが、NTTと日本郵政ではかなり違いがある。貯金や保険は、巨大な民間企業が存在し競争からスタートするし、独占からスタートするという意味で比較的電気通信と似ている郵便も決して成長産業ではない。日本郵政の強みは、地域に根ざした郵便局のネットワークとブランドだが、これだって将来に渡って保証されるものではない。ということからすれば、筆者とは全く逆に日本郵政は市場の荒波に揉まれ、KDDのように消滅してしまうリスクもあるという意見だってありうる。本書は、小泉首相の反郵政の原点が最初の選挙での特定郵便局長の造反による落選にあったこと(本当かなー、本当だとすれば執念深すぎる)など、エピソードが多く挿入されている点は、さすが元新聞記者らしく読みやすいですよ。日経新聞の左上によくある連載ものを読んでいるような気分になります(でもこれが一番うさんくさいのも事実)。

・ 郵便局―民営化の未来図を読む
・ ジャパンポスト―郵政民営化 40万組織の攻防 (B&Tブックス)
・ 超ダイジェスト これならわかる!「郵政民営化」 (超ダイジェスト)
・ ゆうちょ銀行
・ 民営化という名の労働破壊―現場で何が起きているか




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